十一月を振り返る回
今日で十一月も終わり、今年も残すところ三十日程となった。
今月はなかなか怒涛の三十日間だった気がするので、ざっくりと振り返ってみる。
ハイライトとしては、バイトで息が詰まり現場を変えたことと、大学院に出願したこと、それから京都に行き写真を撮ったりしたことだ。
まずはアルバイトについて。
今は派遣会社を通してコールセンターで勤務をしている。十月から新しく始めたばかりだった。にもかかわらず、結局二か月で辞めてしまい、十二月からは別の現場に移る。
細かい理由は置いておくけど、僕が自分で思っていた以上に仕事に対して頑固で、共感できないビジネスにはやる気が出ないことを思い知った。
最後の出勤を終えてみると、少しだけ名残惜しい。有難いことに仲良く接してくれた二、三人の女の子(といっても年上だけど)とは、もう二度と会うことはないだろうか。
そう思うと少し寂しいし、変な意味ではなくもったいないことをしたのかもしれないとも思う。
次の現場でもそういった縁に巡り合えたら、そんなに良いことはない。
次に、大学院の話。
結局僕は期限が迫らないと尻に火がつかないから、最後の最後まで研究計画書と悪戦苦闘する羽目になった。
出願一週間前に研究テーマの軌道修正をしたこともあって、かなり突貫工事気味になってしまった。
参考文献がかなりお粗末なアレになってしまったが是非とも見逃して頂きたい。
書類が通っていれば二月に面接だが、書類審査の結果すら年明けまで出ないのだから生きた心地もしない。
神に祈ることもせず、果報を寝て待つのみだ。
神に祈るといえば、先日京都に行き、紅葉などの写真を撮ってきた。
さすがに紅葉シーズン真っただ中なだけあってかなり人が多かったのと、生憎の曇り空で写真を撮るのにはかなり苦戦した。
でも何枚かは気に入った写真も撮れたし、マニュアルでピント合わせるのも少しだけ上達した気がする。
帰ってから改めて写真を見ると、ニコンの底力を感じられるものがいくつかあった。
でもやっぱり曇りの日に撮るとJPEG撮って出しだと限界を感じる。RAW現像に手を出したいけど容量を食って管理が面倒になるのが億劫である。
デスクトップPCだったら遠慮なくRAWで撮ってただろう。
もう少ししたらカメラを買った時のポイントで外付けHDDを買って、あとお金に余裕ができたら編集ソフトも買ってレタッチにも挑戦したい。
ざっと今月を振り返るとこんな感じになる。何かに忙しかったような気もするし、何もしていなかったような気もする。これもいつも通りだ。
さて、月が替わったので、明日は服を買いに行く予定だ。
薄手のセーターを何枚か、もし余裕があれば他にも。
一枚しか買わないとすぐに傷んでしまうから。
人も物も、傷んでしまうともう元通りにはならない。直したっていつか綻んでしまう。
物を大事にできない人は人も大事にできない。昔から僕はそう思っているけど、これは物を捨てられない性分の言い訳筆頭でもある。
年末になると、何かを片付けてしまわないといけない気分になる。
大掃除をしたり、仕事を片付けたり、忘年会をしたり。
大学卒業を控えた今年の僕は何を片付けるんだろうか。むしろ片付けずに増やしたりとっておきたいものばかりな気もする。
まだまだ思い出も作って、勉強して知識も身に着けて、大切なものも増やしていきたい。
他方で何かを切り捨てないとそれらが手から零れ落ちてしまうなら、何を捨てればいいだろう。
昔から物を両手いっぱいに大事に抱えてきた僕には、年が明けるまでに答えを見つけられる自信がない。
手から溢れてもいいから、自ら何かを捨てる勇気を持ちたくないのかもしれない。
そうは言いつつも、良くしてくれた職場をまた一つ捨てて新たな一歩を踏み出そうとしている僕は、何やかんや薄情なところもあるのだろう。
人間なんてそんなものである。と思いたい。
何かに行き詰まると環境を変えることで解決を図る僕の癖は未だに治っていないが、これで結果的には上手くいってきたのだから無理に変える必要もないのかもしれない。
人には迷惑をかけるけどね。繰り返しだ。
というわけで、明日は買い物をして、時間と体力に余裕があれば兄からもらった(少しだけ自分でも出資したが)Nikonのマイクロレンズで写真を撮りに行こうと思う。
今のズームレンズは写りは悪くないし、倍率も高くて便利なんだけど、如何せん重いのとあまり寄れないのが玉に瑕だ。
そこで、単焦点のマイクロレンズが欲しくなったのである。寄れるし軽いし明るいしで、写真を撮るのが一層楽しくなりそうだ。
来年になったら次は85㎜くらいの中望遠の単焦点レンズが欲しい。けど来年になったらまた好みが変わっていそうだ。それはそれで楽しい。
というわけで、めでたく最終出勤も終えて明日は楽しい休日の予定なので、今日はこの辺で。