夏の終わりにブログの始まり
長い夏休みがついに終わった。世間でも時折恨みを込めて言われていることだが、大学生の夏休みは長すぎる。
ある者はアルバイトと旅行に時間を費やし、ある者はひたすら勉学に打ち込み、ある者は恋人との熱く甘い時間に身も心も溶かし、ある者は生きている意味が分からなくなった。
誰かが言った、「毎日が夏休みだ」と。もしそうだとしたら僕には耐えられそうもない。
海に行くまでもなく、寂しさと虚しさで溺れてしまうだろう。
僕にとっては夏休みは孤独との隣り合わせであり、一度孤独と向き合ってしまうと生きる意味を見失ってしまいそうなほど不安定な時間だった。
この夏休みの終わりにブログをやっと書き始めたのにはいくつか理由があるけれど、どれも大したことではない。
大学の夏休みのように長く続く人生を描くことは終わりにし、僕自身の「終え方」を考えるべきだと思い至ったこと。
25歳か40歳か、あるいは90歳かは分からないけれど、いつか僕が自分の死を悟った時に、自分の考えてきたことが見返せるように(死ぬのが90歳だとしたらもうこんな文章は残っていないだろうけど)したかったこと。
エトセトラ。これらを書いている途中に他に何があったかは忘れてしまった。
とりあえず、僕はここに日記のような随想のような文章をひたすら綴っていこうと思う。
その過程で、少しでも自分の生きる意味にまつわるヒントのようなものを見つけられたらこのブログは始めた甲斐があったことになるし、そうでなくてもよい。
何はなくとも、話をしようと思う。